家計のプロに聞いた!購入よりもカーリースを選ぶ理由

家計のプロに聞いた!購入よりもカーリースを選ぶ理由

戦後の日本の自家用車保有傾向は年々増加傾向にあり、2019年にはついに6000万台を越えました。これはおよそ二人に一人の割合で車を所持しているということになります。

そして車の普及と同時に広まったのがカーリース。当初は法人向けに展開してきましたが、1990年代になると一般向けのカーリースを扱う企業が増え、今や「車はリースの時代」と言われるほど個人車をリースという形で所有する傾向が増えています。

ではなぜカーリースは人気が高まっているのでしょう。今回はファイナンシャルプランナーであるわたくし加藤慎士が、家計やライフプラン観点で見たカーリースのメリットについて解説いたします。

マイカーの購入費や維持費が家計を圧迫している?

マイカーを購入するとまず頭金が必要になります。

購入時に自動車取得税、自賠責保険料、自動車重量税、事務手数料などが含まれています。

また、車の維持をしていくうえでも2年ないしは3年に一度の自動車重量税、自賠責保険、車検手数料、それ以上に維持費の大半を占めるのが自動車保険料や駐車場代、燃料代です。これらを年間で換算すると軽自動車でも40万円を支払うことになるのです。

車を維持すると様々な支払いがあり都度それらを管理するのはきわめて大変。自分の車の維持費に年間いくら支払っているのか把握していないという場合は知らぬ間に家計を圧迫しているかもしれません。

引っ越しや子供の成長…ライフプランを考えて車を購入するべき

大きなライブイベントで挙げられるのは出産・育児や住宅購入、旅行・趣味、老後の生活です。この中でそれぞれの個人のライフプランによって車の関わり方も変わってきます。

例えばお子様が3人に増えた時に軽自動車では家族全員を乗せることができなくなってしった。その場合、車を乗り換える必要が出てきますよね。また、住宅を購入したものの駅やスーパーが遠く、車での移動が必須になることもあり得ます。

このようにライフイベントと車の存在は密接に関係してきますが、車の購入は決して安いとはいえず、特に教育費が高くなる頃のマイカー購入は一般的には厳しいでしょう。

一括?ローン?車の購入にかかる費用

車を購入すると車両価格に加え、登録手数料や税金、代行手数料などが20万~30万円程度かかります。つまり、200万円の車を購入する場合だと総額230万円の資金が必要となるのです。

また、車を購入する際の手段として一括で支払うのか、ローンを組んで分割して支払うのかで支払総額に差が出ます。ローンの場合は約2%の金利が発生するため支払総額で見ると一括購入より高いとされていますが、その反面、初期費用が格段に安くなり初期の車の購入による負担を減らすことができます。

定期的にかかる削れない車の維持費

車を所持していると避けられないのが維持費です。

車の維持費には具体的に

・自動車重量税

・自動車税

・自賠責保険料

・車検費

・燃料代

・駐車場代

・メンテナンス代

などが発生します。これらは年間約30万~50万円と決して安くはない出費ですが、車を走行させるために支払わなければなりません。

子育て世代に多い車の購入へのためらい

2019年の自動車検査登録情報協会によると車が安全に走ることができる年数を表した車齢の平均年数は8.65年。

子供が一般的に大学を卒業して社会に出るまでの22年間に約3回車を買い替える必要がありますが、マイカー購入には少なくとも150万円は見積もる必要があります。

子育てをしていると車の利用はおのずと増える傾向にあるでしょう。特に小さいお子様を連れて旅行する場合に交通機関を使う場合は、騒いだりぐずったりとお世話をするのもなにかと大変なもの。また、日常生活では子供の送り迎えや買い物なども頻繁に行うことも多く、車を必要とするシーンは多いのではないでしょうか。

しかし2017年にAnycaが実施した首都圏の子育て世代の車の利用率アンケートによると、約3割が車をしていない結果に。車が欲しいとは思っていても購入費用や維持費を懸念して、節約志向で車を所有していないという方も多いようです。

カーリースなら家計負担を軽減&家計管理が楽ちん!

車の購入や維持費が家計を圧迫していると説明させていただきました。

しかし、カーリースはマイカー購入とは違い車両返却時の価格があらかじめ引かれるため、車両価格が安く設定されています。

そこに自動車取得税、自賠責保険料、自動車重量税、事務手数料などが含まれるので、自動車税や車検費用など数年ごとの大きな出費がなく、カーリースの月額料金のみを支払えばいいので、家計管理が安定します。

ライフステージの変化に応じて手軽に車を乗り換え!

大きな人生のライフイベントでいえば、先ほども説明したように

①出産・育児 

②住宅購入 

③夢プラン(旅行や趣味、自動車購入など)

④老後の生活 

があるので、カーリースを使用する際はバランスをみる必要がある中、大きな初期費用がないことは凄く重要かと思います。

また、ライフプラン的にみると、頭金は必要なく定額で月々の支払いが変わらない点は資金調達のメリットといえると思います。頭金がない分を有効活用(株式分散投資などの資産運用やより高いローンの返済に充てるなど)した方が良さそうです。

ただし、途中での解約ができないため支出がかさむ時期や大きな病気や働けない状態になってしまった場合、大きな負担になってしまう可能性もあります。不測の事態に融通が利かないのはデメリットかもしれません。

将来を考えるならカーリースを上手く活用!

現在人気が高まっているカーリース。現在の車の購入費用や維持費がもたらす家計への負担を減らせるとともに、本来なら支払うはずだった頭金を資産運用に充てることで、長期的なライフプランを見据えたさらなる資金獲得の可能性が広がります。

自分のライフプランの中にカーリースの利用も検討してみることをおすすめします。

加藤慎士

埼玉県北本市出身。埼玉県立熊谷高校を経て、大東文化大学・埼玉大学を卒業。二年間はリーズ大学でイギリス留学を経験。主には経済学・教養学を学ぶ。前職は食品卸にて勤務。レストランやホテルへ食品販売やメニュー提案をメインに活動。ソムリエの資格も持ち、ワインの販売を得意とする。現在はライフプランナーとして人の人生と向き合い心の面と経済的な面の豊かさと安定をサポート。

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