カーリースと購入はどちらがお得?新車に安く乗るための比較解説

カーリースと購入はどちらがお得?新車に安く乗るための比較解説

近年では車の購入のほかにも「カーリース」という選択をする方が増えてきています。今回は、そんなカーリースと新車購入のどちらがお得なのかを徹底比較していきます。

新車にも乗れるカーリースとは

カーリースとは、契約者が選んだ車をカーリース会社が購入し、そのカーリース会社に契約者が月々決まった金額を支払っていくという仕組みのことです。

イメージ的には家の賃貸契約と同じようなもの。実際に使用するのは契約者ですが、車の名義はカーリース会社になります。

カーリースと新車購入の費用を比較

カーリースと従来通りの新車購入はどちらがお得なのか、費用面を見ていきましょう。

新車購入の初期費用

①車両価格

新車購入の車両価格は選ぶ車種によって大きく変わるため一概には言えませんが、コンパクトで安いと言われている軽自動車でも100万円を超えることがほとんどです。

②自動車税環境性能割(旧:自動車取得税)

自動車を購入して使用する際、自動車税環境性能割という税金を納めなければいけません。現在設定されている自動車税環境性能割は、軽自動車が車両価格の0%〜2%、登録車が0%〜3%で、燃費がいい車種は減額されたり非課税になったりします。

③自動車リサイクル料金

自動車リサイクル料金というのは購入した車を廃棄する際に必要なお金です。軽自動車の場合7,000円~16,000円程度、登録車の場合10,000円~20,000円程度と車種ごとに料金は変わってきます。

④登録代行費用

車を購入すると陸運局に検査登録しなければなりませんが、自らが行うのではなくディーラーにやってもらう場合の代行手数料のことを言います。登録代行費用の相場は15,000円〜30,000円程度となっています。

⑤車庫証明手数料

車を購入したら必ず車庫証明が必要で、その手数料は2,000円程度。これらの手続きをディーラーに代行してもらう場合は追加で10,000円ほどかかることもあります。

⑥預かり法定費用

預かり法定費用も車の購入の際に必ずかかるもので、ディーラーに預ける法定費用のことを指します。検査登録や車庫証明を自らで行う場合も陸運局や警察署に手数料を支払う必要があります。

⑦ナンバープレート取得費用

ナンバープレート取得費用は5,000円程度で、地域によって僅かながら金額に差があります。

新車購入の維持費

続いては、新車購入した際の維持費を見ていきましょう。

①自動車重量税

自動車重量税は、自動車の重量や区分に応じて支払いの義務がある税金です。新車購入時に支払った年から3年後と、その後は2年ごとに納める必要があります。金額は自動車の重量によって変わり、0.5トン以下の場合0円〜12,300円(3年分)となっています。

②自動車税

車を所持している限り毎年かかる税金で、通例では毎年5月頃に支払うようになっています。自動車税は総排気量によって金額が変わり、最も安い1リットル以下で25,000円となっています。

③自賠責保険料

車を使用する上で欠かせないのが自賠責保険料です。加入しないと車検が通らないだけでなく、一般道を運転することもできません。自賠責保険料は36,780円(37ヶ月)となっています。

④車検費

車検費は車を走行させるのなら必ず受けなければいけない検査で、継続検査とも言われます。車検を済ませていないと公道を走ることは許可されません。費用は車種によって異なりますが、目安として軽自動車で35,000円程度、普通自動車で50,000円程度です。

⑤燃料代

燃料(ガソリン)代は使用頻度や車種によって大きく変わりますが、少なくとも毎月1〜2回は発生するため、最もお金がかかる維持費かもしれません。

⑥駐車場代

自宅に駐車場やガレージがない場合、車庫証明のため駐車場を借りる必要があります。月極駐車場が一般的ですが、地方では5,000円程度であるのに対し、東京都内では50,000円以上する場合もあります。

⑦メンテナンス代

ヘッドライトの交換やオイル交換、タイヤの交換など安全に走行するために必要なメンテナンス費用が該当します。仮に200万円の新車を購入した場合、新車購入時に諸経費50万円、その後は維持費で30万円/年がかかります。

カーリースの料金

実はカーリースを利用する際も新車購入の際に必要な費用とほぼ同じ内訳料金が発生していますが、カーリースの場合は車両価格に大きな違いが現れています。

車両価格は残価に

カーリースの一番のポイントでもある残価(残存価格)ですが、これは購入した車を数年後に下取りした時の価値を指しています。契約者が支払うのは車両価格から下取り価格を引いた金額で、実際に購入するよりも車両価格を安く済ませることが可能になります。

月々のリース料

実際の月々のリース料金は車種によって金額は大きく変わってきますが、例えば「日産・エクストレイル」であれば、月々の支払いの相場は43,000円程度になっています。これを1年で計算すると51万6000円です。また、車検の費用はリース会社が持ってくれるプランや長期契約することで月々のリース料が安くなる場合もあります。

金利・手数料

カーリースの金利は多くのカーリース会社が金利の公開をしていませんが、銀行のローンなどと比べると割高であると言われています。また、カーリースの場合は自動車税や自賠責保険にも金利が発生します。

満期前の解約手数料

原則としてカーリースの途中契約は不可能です。ただし、例外として何らかの事情がある場合は途中解約を認めてくれることもあります。しかし、その際は違約金または解約金を請求されるパターンがほとんどで、これは新車購入時には発生しない費用となります。

仮に、コンパクトカーを5年リースした場合、車両価格や諸経費・維持費が全て込みで48万円/年で新車に乗ることができます。※年間12,000kmの走行距離制限あり

カーリースと新車購入のメリット・デメリットを比較

ここからは、新車購入とカーリースそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

新車購入のメリット・デメリット

新車購入のメリットは自分に所有権があるためカスタマイズが自由で、車内で喫煙しようが汚そうが何も気にせず利用することができる点でしょう。その反面、納税や手続きを自分で行うことがほとんどなので面倒くさがりな方にはデメリットと言えるかもしれません。

カーリースのメリット・デメリット

カーリースは高額な初期費用が必要ないため、とにかく早く車が欲しい方には最大のメリットだと言えるでしょう。また、税金などの手続きが不要なところや毎月の支払いが一定なのもカーリースのメリットです。

デメリットとしてはあくまで借り物なのでいずれは返却しなければなりません。また、満期を満たさなければ解約手数料なども発生するため、長期で契約すると余計な費用を支払うハメになることもあります。

初期費用や手間を省きたいならカーリースがお得!

新車購入とカーリースの費用などを比較してきました。

新車購入時の納税や登録、その後のメンテナンスの手続きはカーリース会社がまとめて行うため契約者はリース料を支払うだけであらゆる手間を省くことができます。

また、高額な初期費用や維持費による支出の波を抑えたいと考えるならカーリースの方がお得です。

ただし、長期でカーリースを利用する場合は使用頻度や使用シーン、今後の家庭状況を熟考してご検討することをおすすめします。

一覧に戻る